無料ダウンロードはじめてのジェンダー論 (有斐閣ストゥディア) pdf

はじめてのジェンダー論 (有斐閣ストゥディア)

によって 加藤 秀一


4.1 5つ星のうち(7人の読者)

無料ダウンロードはじめてのジェンダー論 (有斐閣ストゥディア) pdf - 内容紹介 根本から論理的に考える,刺激的な入門テキスト人はなぜ,男か女かという性別にこだわるのか。その〈分類〉をいかに意味づけ,相互行為の中で社会制度に組み込んでいるのか。ジェンダーの視点で見ると,はじめて「社会」が見えてくる。ジェンダーの基礎から最新動向まで,軽妙な講義調で解き明かす,著者待望の書。 内容(「BOOK」データベースより) いまだに不当な性差別や性暴力がはびこる現代社会。何が問題で、その解決には何が必要なのか。本書はその答えを追求し、徹底して論理的に考えます。人はなぜ、女か男かという性別にこだわるのか。その“分類”をいかに意味づけ、社会制度に組み込んでいるのか。“分類”する実践に着目する今までにないジェンダー論入門。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 加藤/秀一 1963年生まれ。東京大学大学院社会学研究科Aコース博士課程単位取得退学。現在、明治学院大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る

はじめてのジェンダー論 (有斐閣ストゥディア)の詳細

本のタイトル : はじめてのジェンダー論 (有斐閣ストゥディア)
作者 : 加藤 秀一
ISBN-10 : 4641150397
発売日 : 2017/4/22
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 21.42 (現在のサーバー速度は20.66 Mbpsです
以下は はじめてのジェンダー論 (有斐閣ストゥディア) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
ジェンダー論の入門書は、『ジェンダー論をつかむ』『お姫様とジェンダー』『ジェンダーで学ぶ社会学』など、それぞれ特徴があってどれも興味深いが、そうした中で本書は、ジェンダーに関わる基本概念を正確に定義しようとしている点を、高く評価したい。これまでのジェンダー研究の学問的成果に立脚するだけなく、イアン・ハッキング『知の歴史学』などを踏まえて、ジェンダーに関わる「知」の歴史的・社会的な文脈依存性を解明している。たとえば、「セクシュアル・ハラスメント」を正確に理解するためには、「性暴力」さらには「暴力」とは何かを規定しなければならない。「物理的力を加えて他者の肉体を傷つけること」といった「暴力」の定義では、ボクシングや格闘技、決闘、SMの鞭打ちなどと、レイプとの違いが明確にならない。「暴力」とは力の行使そのものではなく、暴力を受ける側が「それを不当と感じる」力の行使として、「被害者の視点」から定義されなければならない。「性暴力」を「性的欲求からする暴力的性行為」と定義したのではダメで、それでは、合意の上でのSMも不当なものになってしまう。「性暴力」は、「攻撃、支配、優越、男性性の誇示、接触、依存などのさまざまな欲求を、性という手段、行動を通じて自己中心的に充足させようとするもの」というように定義されねばならない。「暴力」とは力の行使そのものではなく、それが人間と人間の関係性の中に置かれるあり方によって規定される。日本の刑法における「わいせつ」概念が奇妙なものであり、「公然わいせつ」「わいせつ物頒布」罪などと「強制わいせつ」罪とがただ単純に並んでいるが、後者の「わいせつ」は前者とはまったく異なるという指摘は重要だ(p151)。「性暴力」がきちんと定義されていないから、こうなってしまう。ジェンダー論でもっとも難しい概念も踏み込んで説明されている。「ジェンダー」は「性自認」にもとづく男/女の分類を指す概念であり、「セクシュアリティ」はある種の欲望を表わす概念であるが、日本語ではどちらも「性」になるので、その違いが明らかになりにくい(p48)。「同性愛」と「異性愛」を規定する「性的指向」においては、「ジェンダー」概念は登場せずに、替りに「セクシュアリティ」という概念が登場するのはそのためである。セクシュアルな感情や欲望は異性間だけでなく同性間にも存在するから、それは「性自認」とは独立である。だから、「性自認」と「性的指向」という概念的区別が絶対に必要なのである(p48f.)。「同性愛」を「不自然」とみなすのは、「自然」という概念の誤った使用であり、「自然」には本来は「善/悪」の要素はまったく含まれないのに、「善/悪」という価値規定をこっそり持ち込んでいる(p83)。本書はこのように基本概念の哲学的考察に優れているが、学部1,2年の学生にはやや難しいかもしれない。教室で使用するならば、教師の解説や補足が必要だろう。

0コメント

  • 1000 / 1000